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とやまお米だより vol.3 2008年11月

「第32回富山県米まつり~ごはんを食べよう国民運動大会in富山~」が開催されました!!

 10月25日(土)・26日(日)の2日間、「食のとやまブランド」を県内外に発信する、実りの秋の食の総合イベント「越中とやま食の王国フェスタ2008~秋の陣~」が富山テクノホールで開催され、今年も大勢の来場者で賑わいました。

ごはんを食べよう国民運動マーク

フェスタの併催事業として毎年開催されている「富山県米まつり」。今年は、「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」(事務局:兵庫県)との共催により開催されました。
「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」は、阪神・淡路大震災をきっかけに平成11年4月に設立された協議会で、国民1人ひとりが、私たちの主食である米 を通じて、大切な食料について考え、農業・農村の役割や食生活を見直すことを主眼とした国民運動の推進を図っています。そして、この「ごはんを食べよう国 民運動」をより全国的な運動として展開するため、平成15年度から、毎年全国2ヶ所で国民運動大会を開催しているほか、1月17日の「おむすびの日」を中 心に、全国各地で普及・啓発活動を実施しています。今年は、富山県が全国大会の開催地として決定されたため、富山県米消費拡大推進協議会と協力して、「第 32回富山県米まつり~ごはんを食べよう国民運動大会in富山~」を開催し、お米の消費拡大やごはんを中心とした健康的な食生活の普及を、例年にも増して 大体的にPRしました。

「親子でにぎにぎおにぎりコンテスト」

審査風景

富山の食材等を使った、簡単でありながら、たくさん食べたくなるおにぎり、楽しくてユニークなおにぎりを親子(子供は小学生以下)で“にぎにぎ”する、 「親子でにぎにぎおにぎりコンテスト」の決勝戦が25日フェスタ会場のメインステージで行われました。出場した4組の親子は、持ち寄った氷見牛、黒部名水 ポーク、ブリ、赤かぶ、りんご、とろろ昆布など県産食材をフルに活用しながら、意気のあった親子の連携プレーを見せ、わずか15分という短い時間で、とて も美味しそうで、見ているだけでワクワクするような楽しいおにぎりを作ってくれました。
いずれの親子が作ったおにぎりも、オリジナリティにあふれた素晴らしい作品ばかりで、NHK「きょうの料理」でおなじみの渡辺あきこ先生ほか特別審査員 と、会場審査員50名は、甲乙つけ難いコンテストの審査に頭を悩ませていました。また、引き続き行われた表彰式では、副賞として、富山県産米オリジナル新 品種「てんこもり」や氷見牛などの県産特産品が送られました。みなさん、おめでとうございます! ≫≫結果報告ページ

おにぎりミニトーク

  また、コンテストの中で行われた、特別審査員の渡辺あきこ先生による「おにぎりミニトーク」は、富山は、おにぎりをはじめ、料理における昆布の使い方が素 晴らしいこと、また、富山の人が当たり前と感じている丸型おにぎりは、全国的にみると実は非常に珍しいことなど、とても興味深いものでした。また、渡辺先 生によると、「おにぎり」は、どんな食材とも相性がよく、それ故に、おにぎりを中心とした食事は栄養バランスがよく、また、握るという手の感触が味わえる おにぎり作りは、初めて子供に教える料理としてももってこいだそうです。
このように、「おにぎり」は、いいこと満載!です。「親子でにぎにぎおにぎりコンテスト」に出場した4組親子のアイデアおにぎりを参考に、ぜひご家庭で も楽しいオリジナルおにぎり作りに挑戦してください。地元の旬の食材を使ったおにぎりの美味しさや、食材の選び方、料理の仕方、トッピングの方法などで、 さまざまにアレンジできるおにぎりの魅力を感じ取ってください。

「こめこめクイズ」

こめこめクイズ

  「親子でにぎにぎおにぎりコンテスト」に引き続き、メインステージにおいて、お米に関する「こめこめクイズ」が開催されました。富山県の新品種「てんこも り」、お米の正しい保存場所、本県の米の自給率、ごはんを食べよう国民運動推進協議会等々、お米に関する様々なクイズが出題されました。最後まで勝ち抜い た来場者には、お米博士認定証に加え、富山県オリジナル品種の「てんたかく」と「てんこもり」が各10kg送られました。
また、「米まつりブース」においては、25日(土)、26日(日)の両日、下記のとおり各種コーナーが設けられ、たくさんの人で賑わいました。

もみから精米へ お米体験コーナー

精米体験

簡易籾摺機と精米機を使って、子供たちを対象に、籾から玄米へ、玄米から精米への過程を実際に体験してもらいました。籾摺機を通すと、籾は籾殻がとれて 飴色の玄米に、精米機を通すと、飴色の玄米は、真っ白の精米に変化しますが、子どもたちは、その変わりようを驚きの眼差しで見つめ、精米されたお米をうれ しそうにお土産として持ち帰っていました。子どもたちには、お米ができるまでの過程を知ってもらい、お米・ごはんに少しでも興味をもってもらいたいもので す。

ごはんを食べよう国民運動コーナー

ごはんを食べよう国民運動コーナー

  ごはんを食べよう国民運動の活動を知ってもらい、お米について考えるきっかけとするため、お米に関するパネルクイズやお米の計量クイズなどが行われまし た。来場者からは、「お米について勉強になった」という声も聞かれましたが、国民運動の輪が少しでも広がってくれることを期待します。

富山県産米新品種「てんこもり」の試食コーナー

てんこもり試食

昨年度の米まつりに引き続き、富山県オリジナル新品種「てんこもり」の新米試食PRが行われました。あえて味付けをしない炊き立ての新米を口にした来場者からは、「甘くておいしい」とか、「粒がしっかりしていてきれい」などと好評の声が聞かれました。
「てんこもり」は、今年から県内でも販売されていますので、ぜひ味わってください。

米粉商品の販売・試食コーナー

米粉試食・販売

  最近話題の米粉商品。お米はごはんだけではなく、小麦粉の代用となる米粉として、パンや麺、お菓子などにも使用されはじめています。そんな米粉商品を少し でも多くの消費者に知ってもらい、味わってもらうため、米粉と小麦を半分ずつ使って焼いた米粉パン(食パン、あんパン、ジャムパン、クリームチーズパン)の試食が行われました。また、国産米粉と国産小麦粉を6:4でミックスしたJA全農販売の「国産米粉ミックス」を使って、米粉ホットケーキの実演・試食が 行われました。米粉パンや米粉ホットケーキを試食した来場者からは、「小麦粉のものとかわらず美味しい」とか、「小麦粉で作ったものより、ちょっともっち り、しっとりした感じがするね」などの声が聞かれました。

記念写真

また、試食の隣で 販売されていた「国産米粉ミックス」は、短時間で完売してしまいましたが、「米粉を買ってみたいと思っていた」と購入していく人や、「クレープ、お好み焼 などを米粉を使って作ってみたい」と米粉レシピ集とともに持ち帰る人がいるなど、米粉に興味を持つ人が増えていることが窺えました。

その他、「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール入選作品の展示コーナーで作品を見入っている来場者、お米に関するパソコンクイズに一生懸命挑戦する子どもたち、「美味しいごはんで健康家族」の記念撮影コーナーで、各々顔を出して楽しそうに撮影をしている家族の姿などが見られました。

「第5回 親子で楽しむ料理教室」が開催されました!

親子クッキング

 11月16日(日)に、富山市願海寺の富山短期大学で、JA富山中央会主催による、「親子で楽しむ料理教室」が開催されました。(後援:富山県米消費拡大推進協議会)
「旬の農産物を使った料理」をテーマにした今回の料理教室には、親子連れ約130人が参加し、同短大食物栄養学科の原田澄子教授から、食材の特徴や調理のポイントなどの説明を受けながら料理に挑戦しました。

メニュー

この日の献立は、刻み昆布を混ぜた ご飯に豚肉や玉ねぎ等をはさんだ「ライ昆バーガー」、里芋、人参、オクラをはじめとした野菜をたっぷり入れて煮込んだ白味噌仕立ての「豆乳スープ」、いち じくを砂糖とレモン汁で煮込んだ「いちじくのコンポート」でした。「ライ昆バーガーは、和・洋・中、何にでもあうご飯の特徴を活かした、とてもおもしろい メニュー。これからもいろいろな調理法でごはんをたくさん食べて欲しい」と原田教授。 子どもたちの中には、マイ包丁を持ち込んで材料を懸命に切る姿も見られ、親子で会話を楽しみながら、協力して料理を完成させていく光景は、とても微笑まし いものでした。

「親と子のふれあい おはぎフォーラム」が大盛況!

おはぎ作り

11月19日(水)に、射水市の大島南部保育園において、富山県米穀小売商業組合による、「親と子のふれあい おはぎフォーラム」が開催されました。(共催:富山県米消費拡大推進協議会)  北陸農政局富山農政事務所消費経済係長の岡本悦子さんからは、食事バランスや朝食をしっかりとることの大切さについて、また、富山県米穀小売商業組合理事長の米澤治夫さんからは、お米やご飯食のすすめ、お米マイスターの紹介についてお話がありました。
講演の後に開催されたおはぎ作りには、園児と保護者ら約130人が参加しました。親子は同事務所消費拡大係長の出戸紀子さんから作り方の説明を受けながら、炊き上がった射水産のもち米「新大正」をすりこぎでつぶし、あんこときな粉をまぶして2種類のおはぎを作りました。
最近は、おはぎを口にする機会が減っている子どもたちですが、意外に簡単に楽しく作ることができ、「また作ってみたい!」という声も聞かれました。今後もこのような機会を通じて、米の消費拡大につなげていきたいと思います。

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