青壮年部

事業計画

事業計画概要(令和4年度)

組織を取り巻く情勢
 農業は様々な自然環境のもとで、消費者に農産物を供給する生命産業である。我々青年農業者は、我が国の生産条件の中で最大限消費者の期待に応えるという自負を持ちながら、農産物の収量・品質の向上と経営力向上に日々挑戦している。
 しかし、農業を取り巻く環境は、新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻等国際情勢の影響を受け、資材・燃料等が高騰し、農産物価格も低迷する等厳しさを増している。また、水田活用の直接支払交付金制度について、今後5年間水張り(主食用米・加工用米等の作付け)が行われていない水田は、令和9年度以降、交付対象水田としない等の見解が示され、国会で議論されている。本県農業の根幹である水田農業にとって重大な問題であるため、我々青年農業者が現場から声を上げていかなければならない。
 一方、JA青年組織において、高齢化や活動のマンネリ化等による盟友数減少により、活動の縮小、組織基盤の弱体化が見受けられる。加えて、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策により、大勢の人が直に集まって議論したり、交流したりすることができないため、JA青年組織活動が大きく制約されている。
 このような中、本協議会では、農業・社会情勢を把握し、「ウィズコロナ」の時代に対応してゆくとともに、農政運動の展開、将来のJA経営参画に向けた人材育成、そして、食と農を基軸とした活力あるJA青年組織活動の推進を目指す。
基本項目
  1. 本協議会は、重点実施事項である1.提言の実現を目指す農政運動の展開、2.JA組織への経営参画に向けた人材育成、3.JA青年組織活動の活性化、の取り組みについて、活動計画に基づき実践する。
重点実施事項
  1. 提言の実現を目指す農政運動の展開
    (1)富山県青協版ポリシーブックの改訂および更新の徹底
    (2)ポリシーブックを活用した要請活動の実施
  2. JA組織への経営参画に向けた人材育成
    (1)県青協、各単協の経営を担う次世代のリーダーを育成
    (2)JAグループへの理解・結集に向けた勉強会の実施
  3. JA青年組織活動の活性化
    (1)盟友数の増加
    (2)単組青年組織の情報発信力の強化
    (3)各種団体との連携、情報交換
    (4)持続可能なJA青年組織の体制確立
具体的実践事項
  1. 提言の実現を目指す農政運動の展開
    (1)富山県青協版ポリシーブックの改訂および更新の徹底
    1. ポリシーブック「個人・青年部の取り組み事項」を実践する。
    2. ポリシーブック研修会の開催、定期的な見直しを行う。
    3. 単組版ポリシーブックの作成を推進する。
    (2)ポリシーブックを活用した要請活動の実施
    1. 国会議員、青年議員、富山県農林水産委員会等と意見交換会を開催する。
    2. 県、国会議員、JAへの要請活動および政策提言を行う。
  2. JA組織への経営参画に向けた人材育成
    (1)県青協、各単協の経営を担う次世代のリーダー育成
    1. 代表者会議等を開催し、定期的に学習活動の機会を提供する。
    2. JA経営の参画に向けて、理事会等に参加する。
    3. 全青協主催のJA経営セミナー、リーダー研修会に意欲的に取り組む。
    (2)JAグループへの理解・結集に向けた勉強会の実施
    1. JAグループの事業や協同組合の理念について、学習を通じて理解を深める。
    2. 日本農業新聞や地上と連携した取り組み、普及活動を推進する。
  3. JA青年組織活動の活性化
    (1)盟友数の増加
    1. 新規就農者およびJA職員の加入を促進する。
    2. 富山県産農産物のPR活動に積極的に取り組む。
    3. 青年大会にて活動発表を行う。
    (2)単組青年組織の情報発信力の強化
    1. SNS等を通じた情報発信、動画作成等の技術向上を目的とする研修会を行う。
    2. 本協議会のPR動画を作成する。
    (3)各種団体との連携、情報交換
    1. 富山県青年農業者協議会との研修会、大会へ相互の参加を図る。
    2. 女性部と食・農の価値を伝えていく。
    3. イベント等での食育、食の安心安全運動に参加する。
    4. 各種団体や県内農業高校との農商工(校)連携を進める。
    (4)持続可能なJA青年組織の体制確立
    1. 単組青年組織活動への支援事業の実施
    2. 組織の持続的な発展に向けたJA県青協規約等の改定を検討する。
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